体を動かす
姿勢
猫背とストレス
アメリカの研究では、スマホを覗くように頭を下げ、胸を閉じて
背中を丸める様ないわゆる「猫背」の姿勢をとると、ストレスホルモンが増え、
反対に胸を張った姿勢ではストレスホルモンの減少が見られたそうです。
「ストレスホルモン」はストレスを対処する為に働く大事なホルモンですが、
長期にわたって過剰に分泌されると、脳の海馬を委縮させるなど身体に様々な悪影響をもたらしてしまいます。
猫背と呼吸
「猫背」の姿勢は呼吸機能(%肺活量・%努力肺活量)も低下させてしまいます。
猫背の姿勢をとると肋骨の動きが制限され、十分に息を吸うことが出来なくなります。
また、肋骨が前方へ垂れ下がることで、横隔膜の動きも少なくなります。
さらに、息を強く吐くという動作では、猫背の状態ではお腹の筋肉がゆるんでいるので
腹圧をかけることが難しくなり、横隔膜を持ち上げる動きが弱くなります。
このように、姿勢の異常は呼吸機能にも影響をあたえてしまいます。